ぺんてる公式noteに掲載されました♫

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1月の個展で描いた大きな壁画は全てぺんてる社の新作クレヨンで描いたものです。

制作の様子がぺんてる公式noteに掲載されましたので、是非ご覧下さい♪


ぺんてる公式note より

リンク:ぺんてる公式note


合わせて、オープニングリセプションで来場者にお伝えした企画趣旨を以下に記します。

《ライブドローイング企画の背景》

この企画は2023年の12月にSAN-AI GALLERYと出会ったことから始まりました。

私は2022年の9月に大規模な個展を行った後、大きなスランプに陥っていました。

それまで子供のように創作意欲が溢れかえっていたのに、次に何を目指したらいいのか分からず、迷走していました。

趣味の範疇で創作していた私にSAN-AI GALLERYはプロとして活動するという選択肢を提示して下さり「何故絵を描くのかを真剣に考え、1年間本気で絵を描くこと」という宿題をくれました。

また同時期の2023年11月に、クレヨンで有名なぺんてる社のファンイベントに参加し、新商品の「アートクレヨン(大人のためのクレヨン)」を先行体験し、「正解からはみだそう。表現するよろこびをはぐくむために。」というコーポレートメッセージに強く心を動かされました。

この二つの出会いは、今まで「正解からはみ出す」ことと「プロになること」が対極にあると思い込んでいた私に「プロとしてはみ出すことはどういうことか」を考えるきっかけになりました。

そこから1年間、私は朝起きた時、晩御飯を食べている時など、今まで絵とは無縁だった時間に敢えて絵を見る習慣を身につけました。まず、作品を描いたら寝室に並べて、朝起きた時に一番響いたものを寝室の壁に残しました。心に響かなかったものはボツとしてどんどんリタイアさせていき、自身のハードルを少しずつ上げていきました。また、晩御飯を食べている間は「この絵を見ていてご飯が美味しく感じるか」と真剣に味覚と相談しました。

2022年まで、私は子供のように自我の表現に夢中になっており、今振り返ると私の絵は「表現」ではなく「発散」だったように感じます。本日、皆さんから向かって左手にある作品は2022年の個展の際に描いたもので、今年の作品と比べると非常に原始的に思います。当時の私にとっては最大限のストレッチではあったのですが。

最後にDIVERTIMENTOという今回の個展のタイトルに触れたいと思います。これは「嬉遊曲」と訳され18世紀の貴族の食事や娯楽を彩った「気晴らし」のための明るく楽しい音楽だとされています。「気晴らし」というと一見不真面目な印象を受けてしまいますが、私は気晴らしこそが人生の醍醐味だと考えています。

本企画が皆さんにとって最高の「気晴らし」になりますように!

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